日本最大級、そして最も長い歴史を持つアメリカンカーカスタムのインドアショー、『ヨコハマ・ホットロッドカスタムショー』が、今年も12月6日にパシフィコ横浜にて開催される予定だ。ご存知の読者も多いと思うが、その主催者であるMOONEYESはカリフォルニア発祥で現在LAにほど近いSantaFe Springsと横浜に拠点を持つ、アメリカンカーカスタムのパーツメーカーであり、また前述のショーをはじめ、数々のイベントやカスタムカーのプロデュースによって、我が国にアメリカのカーカルチャーを色濃く伝え続ける伝道師的な役割を担っている。
2000年代に入り、ストリートモーターサイクルのカルチャーが我が国に定着しはじめた頃、MOONEYESはいちはやくその流れに着目、モーターサイクルカスタムに注力し、パーツのリリースもスタート。既存のオリジナルカーパーツなども流用しながら、あるいはカーカスタムのエッセンスを注入しながら、ユニークなショーバイクを次々とリリース。またホットロッドカスタムショーもモーターサイクルに門戸を開き、それまでの『クルマだけ』、『モーターサイクルだけ』といったイベントの垣根を取り払う。
SoCal、南カリフォルニアを中心に彼の地でもHot Rodderたちがクルマのカスタムに飽き足らずモーターサイクルカスタムを手掛けるようになっており、今やHarley-DavidsonやTriumphをベースにした新しいカスタムスタイルが生まれるまでになっている。
イラストは1965年製のHarley-Davidsonをベースに、テールランプやターンシグナル、MOONのオリジナルであるアルミ製のオイルタンク、エアクリーナーなどHot Rod用(クルマ用)のカスタムパーツを上手に流用しながら仕上げたカスタム・モーターサイクルだ。ちなみに背景はMOONEYESがプロデュースしたChevy NOVAをベースとしたStreet Rodder。
『~だけ』というこだわりも一つの生き方だが、僕は『楽しければ、カッコよければいいじゃない!』とあえて言いたい。この2台の存在が、そのひとつの例である。