ちょっと前にここで書いた、Californiaのレース場で見かけた乗り物の続編。これはヒモを引っ張って始動する芝刈り機のエンジンを搭載したスクーター。無骨なフレームや大型の台車からの流用じゃないかと思われるホイールとタイヤ。建築資材なんかを売ってるホームセンターみたいなところ、例えば『THE HOME DEPOT』などで300ドル前後という手頃な価格で売られているからだろう、パドックでは自転車なんかよりメジャー、ホントにたくさん走ってた。ライトやウインカーは標準装備していてないし、スピードも遅そうなのでナンバーをとって普段乗ってる人はいないだろうが、こんなクローズドのシチュエーションで重宝しているようだ。こういう質実剛健で、ちょっと荒っぽいプロダクツ、実にアメリカンなのである。