1980年代初頭に公開された映画「ブレードランナー」。その舞台は2019年のロサンゼルス。スクリーンに登場するポリスカーは空を飛んでいた。当時21世紀は十分に未来であり、まだ大学生だった僕は、映画館でこの作品を見て、遠い未来の世界に思いを馳せていた。
先週、取材で訪れたロサンゼルスの「ピーターセン自動車博物館」で開催されていた企画展のテーマはハリウッドの劇中車。その中に、ブレードランナーの空飛ぶポリスカー、『スピーナー』も展示されていた。
現実の2019年、自動車における注目の技術は自動運転。そして新しいトランスポーテーションの形として、ドローン技術をベースにした空飛ぶクルマの研究も進められているという。間もなく開催される「東京モーターショー」でもさまざまな未来のクルマが提案されるはずだ。クルマはいつの時代も僕たちをワクワクさせてくれる存在であり続けて欲しいものだ。