1960年代初頭生まれ、SUV=スポーツユーティリティヴィークルのルーツと言える一台がこのジープ・ワゴニアだ。それまで軍用車の派生でしかなかった民生用ジープとは一線を画す、メタルルーフがついた大型で豪華なワゴニアは、その名の通りワゴンと四輪駆動車の融合。マイナーチェンジやメカニズムのアップデートを繰り返しながら30年近くも基本を大きく変えることなく作りつづけられていたことからも、このクルマのコンセプトが多くの人々に支持されていたことがわかる。ちなみにこのクルマの後継にあたるのは今も高い人気を誇るSUVの雄、グランドチェロキーだ。