ライセンスプレート。アメリカでは一般的にナンバープレートのことをこう呼ぶ。
サイズは日本のナンバープレートより少し小さい。州ごとに法律やしきたりが異なるアメリカらしく、そのカラーやデザインも州ごとに異なる。また定期的にそれが大幅に刷新されたりもする。素材は日本と同じアルミ製だけでなく、鉄のプレートを採用している州もある。いかにもアメリカンなカラーリング、州の名前、キャッチフレーズや、名所・名物にちなんだデザインが入るものもあり、単体でも魅力的だ。
公的機関の管理が日本ほど厳しくないためだろう、スワップミートや土産物屋でリアルに使われていたライセンスプレートの中古を買うことができるから、コレクティブル・アイテムとしてもポピュラー。日本のアメリカン雑貨店でも昔から売られているので、クルマ好きなら一枚や二枚はお持ちなのではないか。僕も本国や日本で気に入ったデザインやカラーのライセンスプレートに出会うと、思わず買ってしまい、ちょっとしたコレクションになっている。
その一枚一枚を眺めながら、時にはロードマップを開いて、「こいつはどんなクルマに付いていたのだろう?」とか「オーナーとともに、どんな道を旅してきたのだろう?」などと想像してみるもの楽しいものだ。