近年の自動車を評価する上で欠かせない数値になっているのが『燃費』ではないでしょうか。 ガソリン1Lでクルマが何km走行できるのかを数値で表したもので「燃料消費率」の略です。数字が大きいほど燃費のよいクルマとなります。 自動車の燃費は、「車の重さ」「走る環境」「車の調子」などの使う条件でも変化してきます。 また、タイヤの空気圧が規定値より低かったり、エンジンオイルが汚れていたりと、車の状態が悪いと、燃費は悪くなることもあります。 長く快適に乗るためには日頃のメンテナンスは、とても大事になってきます。
燃費が良い車というと軽自動車やハイブリッドカーを連想するのではないでしょうか。 軽自動車の燃費の良さはまずエンジンの排気量が小さいという点です。小さいエンジンはパワーも小さいので、その分ガソリンの消費量が少なくなります。 もう一つの利点は重量が軽いという点です。重車を動かすパワーが少なくて済むというこの2つを併せ持っているので燃費が良いのです。 次にハイブリッドカーですが、ハイブリッド車とは、「エンジン」に加えて「モーター」が搭載されており、この2つの動力を効率よく使うことで燃費を向上させています。 ガソリンの消費量が多くなりがちな発進時の場合は電気の力で走り、ガソリンの消費量が少なくて済む高速走行時の場合はガソリンで走ります。つまり、低速域に強いモーターと高速域を得意とするエンジンの2つの動力を使い分けることによって、効率を高めることで燃費をよくしていこうというのが低燃費を実現可能にしています。
燃費の良いクルマのメリットは、なんといっても燃料代を節約できることです。近年の原油価格の高騰により、以前よりもガソリン代は高くなっています。
燃費がよければ燃料消費が抑えられ、給油する頻度も少なく、消費する燃料が減るため、トータルのガソリン代は結果として安く済むことになります。
(ガソリン代計算 - 自動計算サイト)
https://calculator.jp/money/gasoline/
燃費のよい車には減税措置も付いているメリットもあります。「エコカー減税」や「環境性能割」「グリーン化特例」など税金面でも節約できてしまいます。
燃費が良い車は消費するガソリンが少なく、さまざまな環境問題を引き起こす排気ガスの量を削減できます。 電気や燃料電池で走る車なら排気ガスはゼロです。燃費の良い車を選ぶことで、自然と地球に優しい、エコな生活が送れるようになり、無意識に地球環境の改善にも貢献できるのです。
古くなれば燃費が悪くなると思われがちですが、必ずしもそうではありません。 アクセルやブレーキの踏み方やエアコンの使い方など乗り方・扱い方に配慮したり、定期的な点検をするなど日頃から意識することで燃費は抑えられます。 また環境の事を考え車を選ぶこともこれからの時代で重要になってくるのではないかと思います。