1985年に登場した初代アルシオーネ。 当時トヨタは80点主義と呼ばれながらも業界においてはシェア率40% を誇るメーカーであった。追従するライバルとして日産という構図であった。 その中、スバルから登場したアルシオーネ。 大衆向けのメーカーには、開発、販売が難しい個性的なデザインは、未来を感じさせるもので唯一無二の存在感であった。 アルシオーネSVXを探す
その個性的なデザインは2代目のアルシオーネSVXにも継承され。今見でも独特な存在感を発揮するデザインである。
デザインを担当したのは、イタリアの有名デザイナー、ジウジアーロ。
ジウジアーロがデザインした国産車は初代マーチや初代アリストが有名だ。
車のデザインはイタリア車では芸術品。日本車は工業製品と呼ばれる中、やはりジウジアーロのデザインはイタリア文化を表すもので日本人にとっては斬新なものだった。
コンパクトカーの中で不動の人気を誇ったマーチ。斬新な高級車デザインを身にまとった初代アリスト。その独特なデザインは当時の日本では受入れ難いもので販売的には不振で終わった。ただ、今現在見ても個性的と感じるデザインは人の感性に訴えかける特別なものであるのは間違いない。
感性に訴えかけるデザインはアルシオーネはじめ、時代を超えて、個性の良さを感じさせるものである。
価値観の多様性が認められる現在の日本にとっては色あせない、特別な存在感を感じる、素晴らしデザインを身にまとった1台である。
とは言ってもデザインは今見ると古さを感じるものの色あせることなく、いつの時代でも良さを感じさせるものである。それが人の感性に訴えかけるデザインの強みである。
画像の出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Auto_Messe_2018_(491)_-_Subaru_Alcyone_SVX_S4_(E-CXW)_restored_by_SUBARU_MAGAZINE.jpg