16年ぶりのフルモデルチェンジを実施。プラットフォームは、3代目ボンゴのSS及びSEプラットフォームをベースに開発したSKプラットフォームを採用。実情としては、車体の前半分のみを衝突安全対応型に新設計したものと言える。この奇策とも言える「前半分だけのモデルチェンジ」には、マツダの経営悪化が影響している。当時のマツダは経営事情が厳しく、開発コスト削減を余儀なくされていた。そこで4代目ボンゴは、3代目の設計の多くを踏襲し、部分的な設計変更でコストを抑えて開発された。全てが新規設計ではないが、新型車として運輸省(現・国土交通省)の認可を受けているため、法律的にはモデルチェンジである[注釈 4]。旧型をベースとしつつも、外観や運転席は極力現代風のしつらえに改められており、インパネも新造形となった。距離計はデジタルに変更。ガソリンエンジンも先代と同じ1.8 L のF8型であるが、電子制御燃料噴射装置(EGI)を追加してF8-E型に変わり、90 ps にパワーアップ、2.2 L のR2型ディーゼルエンジンも79 ps にパワーアップしている。それに伴いチョークレバーは当然消滅。現行のボンゴでは乗用登録のワゴンが未設定であるが、自家用車として貨客兼用する中小自営業者の需要にも応えるため、外観や装備を充実させたワゴン風の上級グレード、GLスーパー(ハイルーフ・4ドア)が設定されていた。この仕様には専用ストライプも設定。4WDのマニュアル車はトランスファーに2速の副変速機を持つパートタイム式で、旧式ながら、現在の日本車で本格的なローレンジを採用する小型商用車は、このボンゴのみとなっている。従来、ディーゼル車で問題となっていた黒煙排出の多さは、この型から大幅に改善されている。トラックのシングルタイヤ車に4WDが追加されるとともに、デッキが低床化され「シングルワイドロー」となった。現在、歴代ボンゴの中では生産年数が最も長いモデルである。
ボンゴバンの入庫です!!外装は傷が多数ありますが内装は意外と綺麗です!!両側スライド5ドアでワイドローの為、荷物スペースが真っ平らになって便利です。ハイルーフの為、車内高も十分確保されています。キャンピングカーにDIYで改造してみるのも面白いかもです!!別途タイミングベルト交換が必要となります。
担当 田中大輔 080-1025-1963