1972~74(昭和47~49)年に発売、初めてLevin(レビン)の名を冠したカローラのスポーツモデルは、TE27の型式名でいまだマニアのあいだで高い人気を誇る。僕が免許を取得した当時、既に10年落ちの中古車であったが、渋いダークグリーンのボディーカラー(オレンジも存在した)や軽く吹け上がる1600ccツインカムの2T-Gエンジン、そして何と言っても後付けのオーバーフェンダーが何とも魅力的だった。スペイン語で稲妻を意味するというLevinの名称にも惹かれた。
先日取材させて頂いたと1973年式も他の例にもれず、オーナーの深い愛情が注がれてとてもいいコンディションに保たれた極上車であった。