1967年から70年の間生産されたDatsun Fairlady SR311には左ハンドルの北米仕様も存在し、アメリカでもライトウェイトスポーツとして人気を博した。SCCAを頂点にスポーツカーレースでも活躍、直後に登場するや大ヒットしその名が今も特別なものとして語り継がれ愛され続ける"Z-Car"、Fairlady Zの栄光の歴史へとつながる。
イラストのSR311はPomonaのSwapmeetで出会った一台。ガレージに長く放置されていたのだろう、走るようにしてやるにはそれなりの時間とお金が必要になりそうだ。それでも価格は$2,000、多分この数字は排気量にちなんだもの、ちょっとしたシャレでもあるのだろう。
このクルマの前では多くのCar Guyたちが足を止め、しばし懐かしそうな笑顔で何やら話し合う姿を多く目にした。今も続く高い人気と認知度に、ちょっと誇らしい気持ちになった。