日本を代表するスポーツカーであり続けているフェアレディZが、今年50周年を迎えた。アメリカ市場を意識してデザインされたという初代が採用した、ロングノーズ&ショートデッキスタイルは現行のZでも健在。ドライバーズシートに収まると視界良好。イグニション・スイッチを押すとV6 DOHC、3.7Lエンジンが心地いい。硬く引き締まった乗り心地は、街乗りも快適。スロットルを踏み込むと快音とともに加速する。ワインディングではパドルシフトを使いマニュアルモードを楽しむことも可能。低く精悍なスタイルも非常に魅力的で、周囲からの注目度も抜群だ。
アメリカでもZ-CARとして親しまれ、同じく今年50周年を迎えた名車GT-Rとは異なる進化、そして深化を続けるフェアレディZは、これからも日本を代表するスポーツカーであり続けてくれるに違いない。