横浜・元町で開催した僕の個展が終了した。数多くのお客様にお越し頂き、とても有意義な時間になった。スタートしたのは10月下旬、晴天時の日中は汗ばむような陽気の日もあったから、ギャラリーのドアを開放していた。会期の途中から朝晩を中心にとても涼しくなり、日中でもドアを閉めている日が増えた。そして今仕事場にはホットカーペットが敷かれている夏の最中は、あまりの暑さに「早く秋にならないものか」などと言っていたが、こうなってみると夏が恋しくて仕方がない。
個展にお越しの方に、「海の絵はないのですか?」と問われ、ふと思い出した過去の作品がある。ある夏、グリーティングカード用に描き上げたのは、海辺に停まったフォードマスタングのイラストだ。砂が引き締まっていて乗用車でも波打ち際まで走っていける、アメリカ東海岸のデイトナビーチをイメージして描いたものだ。
今年の夏に行った、西海岸のレドンドビーチを思い出しながら、少しだけ手を加えてみた。過ぎ去ってしまった2018年の夏に気持ちだけタイムスリップしながら。