静岡で開催されている旧車愛好家グループ主催の国産旧車ショーイベント『ナカヨシホットオールズミート』、通称NHOM。
現場も創設メンバーを中心に運営されているが、一糸乱れぬ動きでそれぞれの役割をこなすスタッフの姿は見事。開催ごとにたくさんのノウハウを積み上げ、毎回バージョンアップを果たし、もはや素人愛好家の主催とは思えないクオリティーに到達。現在では全国から旧車ファンが集い、500台ものエントリーを集める一大イベントとなっている。
僕は第三回目からこのNHOMのチラシに絵を描かせてもらい、もちろん毎回参加している。
入場・見学無料、フリーマーケット併催、カーマニアではなさそうな近隣の家族連れも訪れているNHOMは、当初からメンバーが目指した通り、とっても居心地がいい空間になっている。いい意味で『ユルいイベント』だと言えよう。
そんなNHOMが今、存続の危機に瀕している。
毎回オフィシャルな手続きを踏んで借りている会場ではあるが、そこはイベント専用ではなく、あくまで運動公園の駐車場を利用させてもらって開催している。ゆえに、『イベント参加者・見学者』と『一般の利用者』との協調が大前提となる。
問題となってしまったのは、イベント参加者・見学者のマナー違反に起因する一般利用者からの苦情であったという。
その内容を詳しく書くことは控えるが、NHOMの協力者である前に、イベントのファンとして、一人のクルマ好きとして、この素晴らしいイベントの火が消えることなく灯り続けるように祈っている。そして、10回目を迎えるNHOMのテーマである”Keep Smiling, SAVE NHOM!”を胸に、今年も愛好家たちとともに一日を笑顔で過ごしたいと思う。