モーターサイクルやクルマをこよなく愛するプロの大工さんが、ハーレーに乗りはじめたのを機に自分のために製作した、モーターサイクル一台を収納する小さなガレージ。大工さんのノウハウとモーターサイクルへの愛情が詰まったそのバイクガレージが評判を呼び、それから10年がたった今、大工さんはバイクガレージのオーソリティーとして全国のモーターサイクルライダーから注目される存在になっている。
僕が発行しているオンザロードマガジンも今年創刊10年目。前述の大工さん、いや「ダイナオガレージファクトリー」代表の大石さんとも10年近いお付き合い。彼がまだバイクガレージを作りはじめたばかりの頃から、現在に至る過程を折々で目にしてきたことになる。僕なりに思う彼の成功の秘訣は、ビジネスの手前で、モーターサイクルや人の為に、何をすることがもっともいいのかを深く考え、地道に誠実に仕事を積み重ねてきたこと。
イラストは大石さんの愛車と彼がガレージを作るためにわざわざ建てた「ガレージ製造工場」の一部。このイラストも表紙を飾るオンザロードマガジンの増刊、ガレージ特集号「IN THE GARAGE」については前回もご紹介済みだが、もちろんダイナオガレージファクトリーの大石さんも登場している。まだご覧頂けていない方にも是非手にとってみて頂きたい。
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