自ら運転して旅するのが楽しい国、僕はアメリカにそんなイメージをもっている。広い大地を貫くまっすぐな道を走り、景色や走っているクルマ、空の色などいろいろなものを見、様々なことを感じながら旅をする。地図で見ると、一日で移動できる距離などほんのわずかなのだが、実際の走行距離はかなり長いから、のんびり走るというわけでもない。だから停まるのは給油や食事のときぐらいという日もある。それでも充分に楽しいのは、僕が旅人だからなのかもしれないが。
イラストは昨夏、ラズべガスからロスへの移動の際、インターステート15号線上の風景。並走する見事なコンディションの1961年型フォード・ギャラクシーを見ながら「今日はどこから出発したんだろう、ラスベガス旅行の帰りなのだろうか。この旧いクルマで丸一日かけてロスまで帰るのか。もっと北まで?それとも南まで?」そんなことを考えながら僕もハンドルを握り旅を続けた。
2012年もこのギャラリーをご覧頂きありがとうございました!「これからも途切れずに続ける、ずっと旅をする」そんな意味のメッセージを添えて2012年最後のイラストをお届けしました。
来年も皆さんに楽しんで頂ける作品を発表していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
2013年が皆様にとって実りのある一年になりますように!GAO